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中学生の英語文法で知っておくべき大原則と品詞10選の紹介

えいじ

英会話できるようになる上で、英文法が大切って聞くけど、そもそも英文法が怪しい。
英文法ってどんな品詞があって、それぞれどういったものか知りたい!!

こんな疑問にお答えします。

✓本記事の内容

英文法はなぜ重要なのか
参考書選びのコツ
必ずおさえるべき品詞とは

✓本記事の執筆者について

今回、英文法を復習したいが何から手を付けるべきか分からない人や、参考書選びのコツを知りたい方に下記のような項目をわかりやすく解説していきます。

  • 文法は暗記でなくイメージで理解する
  • 5文型を初めに理解する
  • 各品詞の持つ効果を理解する

この記事を読めば、何を勉強すれば良いのか明確になります。
品詞を一つ一つ丁寧に紐解いていくので、怪しいポイントは参考書を活用しながら理解を深めていきましょう。

それでは、実際に見ていきましょう!!

とも

英語完全取得のカギは中学生の英文法

中学校で学ぶ基本文法さえ理解していれば、英語を取得することは容易になります。


なぜならば、日常やビジネスにおけるほとんどの会話は基本文法で完結するからです。TOEICや英検といった代表的な試験も同様です。


英文法は無数にあり、ネイティブでも使わない文法があるのは事実です。従って全てを網羅する必要はありません。

この記事では、会話で必ず使う品詞をメインに解説します。

とも

参考書選びのポイント

暗記で英文法を覚えている人ほど英語につまづきやすく、イメージで覚えている人ほど英語理解が早いです。


その理由は、英単語は単語と単語の組み合わせで意味が変化することが多いためです。


後ほど解説しますが、日本人がよくミスをする前置詞などは間違えて理解している代表例です。Inやonなどは、単体だと「中」や「上」と直訳しがちですが、結びつく単語によって多様に意味が変化します。


従って、参考書を選ぶ重要なポイントとしては、イメージで英文法を捉えられる教材にすべきです。

図解されている文法書が望ましい

全ての品詞が図解されているような参考書が良いです。


絵や図で覚える方が、記憶に残りやすいからです。


私は中学校時代に日本へ帰国し、皆様と同じように英語の授業を受けていました。その中で、暗記型の文法勉強に違和感しか覚えなかったです。
これだと、個人の捉え方次第で理解度が変わってしまいます。


なので、文法書は図解が豊富にされている教材や漫画などついている分かりやすいものを選択しましょう。

先日甥っ子に今のNew Crownシリーズを見せてもらったのですが、
我々の学生時代と比べて図解や絵が豊富ではるかに分かりやすい教材に変わってました。

とも

並び替え問題が豊富

虫食い問題の比率よりも、並び替え問題の比率が多い教材を選ぶのが一つのポイントです。


なぜならば、日本人特有の英語を戻り訳す習慣を改善するのに効果がある演習方法だからです。


日本語と英語では文法構造が全然違うため、日本人はそれぞれの単語をブロックに区切り訳そうとします。
そのうえで、日本語文法に並び替えて英語を理解するという習慣がついています。

これを『戻り訳す』と言うのですが、簡単に言うとこの逆を徹底してやることが英語脳を作る上で大切です。


繰り返しになりますが、その演習問題が並び替えにあたるので一つのチェック箇所として頭に入れておいてください。


勉強方法やおすすめの参考書を知りたいという方は、以下記事でも紹介しているのでぜひ確認してください。

中学校で学ぶ英文法の基礎

今から、絶対におさえてほしい中学校で学習する文法原則と品詞をお伝えします。


これらの文型と品詞を理解していなければ、資格や試験で高得点、さらには英会話能力の取得に支障をきたすことがあります。


理解できている所は、読み飛ばしてもらっても問題ありませんが、怪しいところは精読して、教材で補完するようにしてください。

英文法の大原則

はじめに英語の基本5文型を理解してください。
文型というのは、主にS(主語)、V(動詞)、O(目的語)、C(補語)の4つからなる語順ルールです。


ここでは、ひとつずつ詳しく解説はしませんが、以下表がベースとなる語順ルールだと頭にいれてください。

文型語順日本語訳
第1文型S(主語)+V(動詞)S(主語)がV(動詞)をする
第2文型S(主語)+V(動詞)+C(補語)S(主語)はC(補語)という状態である
第3文型S(主語)+V(動詞)+O(目的語)S(主語)がO(目的語)を/にV(動詞)する
第4文型S(主語)+V(動詞)+O1(目的語1)+O2(目的語2)S(主語)はO1(目的語1)にO2(目的語2)をV(動詞)する
第5文型S(主語)+V(動詞)+O(目的語)+C(補語)S(主語)はO(目的語)が/をC(補語)だと/するのをV(動詞)する

この5文型があることをまず理解できればオッケーです。

英会話では上記5文型さえマスターしておれば、問題なくコミュニケーション取れるようになります!

とも

必ずおさえるべき品詞

英語で何かしらの目標を持っているのであれば、必ず各品詞の役割を理解していなければなりません。


品詞の理解ができていないと、文書や会話で伝えたいことが伝えられないという事が発生してしまいます。


今から中学校で学習する大切な品詞について解説をしていきます。それぞれの役割を確認しながら、ご自身の理解度と照らし合わせてください。

英会話において、一言一句文法や品詞が合う必要はありません。
コミュニケーションを取る上で、伝われば良いというスタンスで勉強してください!

とも

名詞

名詞の役割は物体や人物など具体的な対象を指す品詞です。


注意点として、英語の場合以下2つに名詞が分けられます。

・可算名詞
・不可算名詞

可算名詞は、目に見え1つの個体として独立しているものです。従って複数形としてカウントできる名詞です。
加えてminute(分)、hour(時間)、day(日)といった時間も可算名詞になります。


対して不可算名詞は、輪郭がはっきりしなかったり物質的境界線があいまいな名詞です。例えば、water(水)、information(情報)と言った複数形にできないものにあたります。


可算名詞が複数形になるルールを以下纏めました。ここでは、語尾の文字によって複数形にする際変化があることを理解してください。

複数形に変わるルール単数複数形
語尾に「s」を付けるapple、car、bookapples、cars、books
語尾が「th/sh/ch/o/s/x」の場合は「es」を付けるbox、watch、glassboxes、watches、glasses
語尾が「fもしくはfe」の場合は「f/feをvに変えてes」を付けるleaf、knifeleaves、knives
単語自体が変化する複数形man、toothmen、teeth

動詞

動詞の役割は動作、状態や状態変化を表す品詞です。名詞と同様に重要な品詞の一つです。


動詞の種類は沢山ありますが、とりあえず以下の動詞種類があることを理解してください。

・be動詞
・一般動詞
・過去形・過去分詞


動詞は、意思や状況を伝える上で大切な品詞なのでキチンと抑えてください!

とも
be動詞

be動詞とは、主語と主語に続く品詞を接続するための役割を持ちます。具体的には、am/are/isなど主語のすぐ後に来るものがbe動詞です。


be動詞は過去形や過去分詞を含めて7つしかありません。以下表を確認して、おさらいしてください。

主語be動詞(現在形)be動詞(過去形)be動詞(過去分詞)
Iamwasbeen
He/She/Itなどの単数形iswasbeen
You/They/Weなどの複数形arewerebeen


be動詞を活用することで、「(主語)は~です」や「(主語)が~存在する」といった意味として活用できます。

一般動詞

be動詞に該当しないものは、全て一般動詞です。playやreadのような動作や状態を表す単語を指します。


また大きな特徴として一般動詞は、時制や品詞の構成によって動詞でなく別の品詞に変化することもあります。


つまり、動詞を理解することは英語上達のカギとなります。

一般動詞を使用する際、主語がHeやSheの場合は動詞にs/esを付けましょう。
例文)He plays basketball.
※可算名詞と同様に語尾のアルファベット次第で、語尾を変化させてください。

過去形・過去分詞

最後に、過去形・過去分詞について説明します。


過去形とは、「動詞+ed」のように過去で行った動作や状態を表現する際に使用します。一方で過去分詞は、動詞が「~される/~された」といった受け身の意味を表す品詞のことを指します。


動詞の単語によっては、edをつけて過去形/過去分詞とするものもありますが厄介なのが、いくつか動詞によってパターンが存在します。
次表を見てください。

現在形過去形過去分詞
A-B-B型thinkthoughtthought
A-A-A型cutcutcut
A-B-A型runranrun
A-B-C型gowentgone

ここでは4つの型があり、動詞によって変化する形が変わると理解できれば大丈夫です。

形容詞

形容詞とは、基本的に名詞の状態や性質を修飾する品詞です。


例文が以下になります。

This is a picture. (これは絵です。)
↓ 
This is a beautiful picture. (これは綺麗な絵です。)



このように、質素な文章に形容詞をいれることで文章に深みを足すことができます。


コミュニケーションを取る上で、形容詞を使用すると感情表現がしやすくなったり相手に対して感性を伝えること可能になります。
ぜひ、こちらの品詞も覚えておいてください。

助動詞

助動詞とは、動詞の前に入れることで、動詞を助ける役割を持っています。


本章では、文法と頻出助動詞だけ覚えてください!



ポイントとしては助動詞を付ける場合、全て動詞の原形にすることです。HeやSheの場合、動詞にs/esをつけますが助動詞がある場合はつけません。


また、中学校で学ぶ助動詞は頻繁に使うものになるので、以下必ず頭に入れてください。

  • Can :(~することができる)
  • Could :Canの過去形(~することができた)
  • will :(~するだろう)
  • would :willの過去形(~だろう)
  • may :(~するかもしれない)
  • should :(~すべきです)
  • must :(~しなければならない)

前置詞

前置詞とは、名詞の前に置くことで文章を明確化してくれる働きがあります。


ポイントとして、前置詞は意味を暗記するよりもイメージを掴むことが非常に重要です。

具体的な例文で見てください。

「On」について

① Coca cola is on the table. (コカ・コーラが机の上にあります。)
② She is right on time. (彼女は時間通りに来ています。)



上記の文章のように、onを「~の上」でと暗記していると実際に会話をする上でどの前置詞を使うべきか分からなくなります。


そこで、onの場合は何かにくっついている状態とイメージで理解したうえで、「接触・依存・継続」という意味を内包するのだと理解してください。

副詞

副詞は、形容詞とよく間違えられやすい品詞です。副詞は、動詞を修飾する役割を持っています。


動詞の前後か文末につくのが副詞であり、形容詞に「ly」を付けて使用します。


いくつか例文をご覧ください。

① He walks quickly. (彼は早く歩く)
② I quietly walk in to the class. (私は静かに教室に入っていきます。)
③ She moved the shelf carefully. (彼女は静かに棚を移動した。)

接続詞

接続詞は、文の間や語句を繋げる役割がある品詞です。


よく前置詞と混合してしまうケースがありますが、前置詞は名詞の前、接続詞は文と文の間に置くと理解ください。

要するに、主語の前に接続詞をおくことになります。


接続詞の代表的なものとして、becauseやbut、Soなどがあります。

不定詞

不定詞は「to + 動詞の原形」を使用して、「~すること/~するための/~するために」という表現を行う品詞です。


この品詞を使いこなせるようになると、よりネイティブに近い表現を手にすることができます。


いまから、以下3点の活用方法について紹介致します。

不定詞の3つの用法

① 名詞的用法
② 形容詞的用法
③ 副詞的用法

名詞的用法

名前の通り、不定詞が名詞の役割を果たします。「To + 動詞の原形」で「~すること」という意味になります。


不定詞を文型のどの位置に入れるかによって、主語や目的語、補語など様々な役割を持たせることが可能です。

それぞれの文がどのような役割になるのか、以下例文です。

① To play soccer is my hobby. (サッカーをすることは、私の趣味です。【主語的役割】)
② My hobby is to play soccer. (私の趣味は、サッカーをすることです。【補語的役割】)
③ I like to play soccer. (私はサッカーをすることが趣味です。【目的語的役割】)

形容詞的用法

この使い方は、名詞や代名詞を修飾するために使用することが多いです。「名詞 + to + 動詞の原形」を使い、表現します。

「~するための/~すべき」という意味を表します。


例文をいくつか確認して理解を深めてください。

① I bought a beer to drink at home. (私は家で飲むためのビールを買った。)
② I have a lot of tasks to work on today. (私は今日取り組むべきタスクが沢山ある。)

イメージできましたか。

特に②に関しては、仕事で使うこともあると思うので、ぜひ不定詞の形容詞的用法を理解しておきましょう。

副詞的用法

不定詞の副詞的用法は、副詞と同じ働きをします。目的を表す「~するために」として使用されるケースが多いです。


以下、例文です。

① He went office early in the morning to prepare for important meeting. (彼は重要な会議の準備をするために、朝早くにオフィスへ行った。)
② She finished homework to watch her favorite tv program.(彼女は好きな番組を見るために、宿題を終わらせた。)



以上、3つの用法について説明しました。


繰り返しになりますが、これらを使いこなせるとコミュニケーションの質を高めることができるので理解しておくことをオススメします。

例えば副詞的用法を使いこなせるようになると、接続詞を用いた文章でなくとも相手に理由や目的を伝えられるので便利です。

とも

関係代名詞

文法の中でつまづきやすい、2つの文を結合する関係代名詞について紹介します。


はじめに、以下の表を頭に入れてください!

先行詞(被修飾語)主格目的格所有格
whowhomwhose
人以外whichwhichwhose

関係代名詞は、非常にシンプルなのでここでは主格と目的格について説明します。

主格

主格は、名詞や代名詞を主語とする形の場合、whoやwhichを用います


下記、使い方事例です。

【人の場合】
英文1:I met a boy. (私は男の子に会った。)
英文2:He is Sam's son. (彼はサムの息子です。)
結合文:I met a boy who is Sam's son. (私はサムの息子に会った。)

【人以外の場合】
英文1:I saw a picture. (私は絵を見た。)
英文2:It was drawn by Gogh. (これはゴッホによって描かれた。)
結合文:I saw a picture which was drawn by Gogh. (私はゴッホが描いた絵を見た。)



主語が同じ場合、関係代名詞で結合できる可能性があると頭に入れておきましょう。

目的格

基本的には、主格と使い方は変わらないですが関係代名詞を目的語として使用する点が違います。


こちらも例文を確認ください。

英文1:This is the ice cream.
英文2:I bought the ice cream, yesterday.
結合文:This is the ice cream which I bought yesterday.



目的格のwhichは、上記「bought」に対する目的語の役割を果たしています。人の場合は、同様にwhoもしくはwhomを使用して表現します。

時制

最後に、現在完了形や過去完了形といった時制について解説します。


時制を理解し使用できるようになることで、日常英会話やビジネス英会話において大半のことは喋られるようになります。

使い方について実際見てみましょう。

現在完了:「have/has + 過去分詞」で「~を(継続)している」
過去完了:「had + 過去分詞」で「~を(継続)していた」



前者は、過去から直前まで何かをしていたということを表す文になります。後者は、過去の一定期間継続していたが既に終わっている状態を指します。

まとめ

中学校で学習する英語の中で非常に重要な文型と品詞について解説しました。


読み返すと忘れていたり、怪しい品詞も多かったかと思います。どの言語でも同じですが、文法こそが基礎中の基礎です。

ゴールをどこに置くのか人によって違うと思いますが、英語話者になりたいのであれば紹介した英文法は必ず復習してください。


大抵の英会話は、今回紹介した品詞や文法で構成されているのでこれらをマスターできれば大きな一歩を踏み出すことができますよ。


この記事を読んだ皆様が、英語を身に着け自分のキャリアに活かせることを願っています。

  • この記事を書いた人

とも英語塾塾長

塾長のともです! 米国→英国→マレーシアと8年海外で生活/商社→メガベンチャー/ 幼少期から社会人迄で身に着けた語学に関する勉強法を紹介/ TOEIC920点・中国語検定3級

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